AMH 抗ミューラー管ホルモン 低いの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
只今、34歳で、卵巣年齢の検査「AMH(抗ミューラー管ホルモン)」でかなり数値が低いと言われて、がっくりして来店されました。
抗ミューラー管ホルモン検査は、生理が始まる前の「その周期に目覚めた卵子」の数によって値が決まるもので、原始卵胞の残数を推定するのによい検査だと言われてます。(目覚めた卵胞たちが育って、一番大きく育った卵胞が通常は月1個排卵しますが、残りは脱落します。その最初の目覚めた卵子の数は年齢とともに減少していきます。)
落胆された様子を、側にいるご主人が切なそうに、愛情一杯の目で奥様を見つめています。何だか、こちらまで切なくなりました。
1年前より人工授精を3回、その後、体外受精を2回続けてきましたが、なかなか結果が出ないのと、卵の数が少ない事を気にしています。卵胞は数も大事ですが、質が良くなければ、空胞に育ったりする事もあるといわれます。
性格的に生真面目で、結果が出ない自分を責めている様にもみえました。基礎体温が高いなどありましたが、まずは、気持ちをゆったりと持っていただきたい事と、冷えがあるので冷えの改善をして、漢方薬を使って体質改善していく事にしました。
漢方薬を飲み始めて、しばらく半年間は病院の治療をお休みしていました。手足の冷えも無くなってきて、基礎体温表も3ヶ月に2回は良い排卵ができて、良い周期へと整ってきたとのこと。
1年間卵巣を過剰に働かせて、卵巣の腫れが出て、基礎体温が高くなっていた様ですが、徐々に体温が落ち着いて来られたそうです。良い卵作りができないとのことでしたが、体調が良くなってきました。
初めて来店されてから半年たちましたが、体調も整ってきたのと、性格的にもご主人が心配していた心配性で、1日中、掃除をしてゆっくりしていなかったという点が改善されてきました。リラックスして、座ったり横になる様になったとの事で、とても安心しました。やはり気持ちの持ち方をゆっくり持って頂くと、改善も良くなります。
夫婦も益々円満になられています。卵の残り数が少ないからと、治療に焦ってスピード勝負をしてこられましたが、今は気持ちの余裕が持てる様になり、良い月経周期になっている様です。
治療を再開してもこの調子でなら以前と比べていい体調ではないかと思います。心と体のケアで、今後が楽しみなお二人です。
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